【初心者向け】アプリに必須のSQLとは?できることを解説!

プログラミングについて調べていると「SQL」という言葉が頻繁に出てきますが、SQLとは何かご存じでしょうか?
SQLとはデータベースを操作するための言語であり、プログラミング言語とは異なります。アプリ開発などを行う際に、SQLはプログラミング言語とセットで習得が必須の技術です。ここでは、SQLとは何なのか、何ができるのか、習得することでどのような分野で生かせるのかをご説明します。これからSQLについて勉強を始めたいと考えている方は、参考にしてください。

 

 

SQLはデータベース言語

 

SQLはデータベースを扱うデータベース言語です。データベースとはデータを格納する入れ物のことで、一つひとつのデータを検索できるようになっています。

例えば、企業が扱う顧客データがあります。一人ひとりの顧客の名前や性別、生年月日、住所などのデータは、企業にとって重要な情報です。これらの顧客データの一つひとつに顧客番号をつけ、顧客番号や顧客名で検索することで、顧客の情報を取得できます。

データベースには顧客データ以外にも、顧客一人ひとりの購入履歴データや問い合わせ履歴データなど、さまざまなものがあります。これらのデータを管理番号などで紐づけて作られているのが、リレーショナルデータベースです。

例えば、ある顧客の直近一ヶ月の購入履歴を調べたい場合には、顧客名を検索して顧客番号を取得し、その顧客番号と日付で購入履歴データを検索すれば、知りたい情報を得られます。

このようにして複数のテーブル上にあるデータを組み合わせることで、複雑な処理の実現が可能になります。

 

他のプログラミング言語と組み合わせる必要がある

 

ITシステムやアプリをプログラミングする際には、基本的にはデータベース言語とプログラミング言語の両方を組み合わせなければ完成しません。プログラミング言語はシステムやアプリの本体の処理や動きを作り出しますが、それとは別に、データベースを操作するデータベース言語がないと、データの格納や検索処理ができないからです。

例えば、インターネットショッピングのシステムを構築するとします。Webでマイページにログインして、自分の購入履歴を見たり、商品を検索して購入したりする処理が必要です。ユーザーがログインする際には、入力されたIDとパスワードを、データベースに格納された全ユーザーのIDとパスワードと照合する必要があります。そして、データベースに格納されたユーザーの購入履歴や商品情報を検索して、情報を取り出します。画面を出力したりIDとパスワードを入力させたりする処理はプログラミング言語で作りますが、データベースの検索やデータの取得などの処理はデータベース言語で行われます。

このように、データベース言語は他のプログラミング言語と組み合わせて使われます。

 

SQLには2種類ある

SQLには大きく分けて、DML(データ操作言語)とDDL(データ定義言語)の2種類があります。それぞれについて、ご説明しましょう。

 

DML

 

DMLはデータ操作言語と呼ばれます。一つひとつのデータをレコードと呼びますが、このレコードの取得・登録・更新・削除などのデータ操作に関する文法を指します。

レコードの操作内容と文法には、それぞれ次のようなものがあります。

SELECT文:レコードの取得
UPDATE文:レコードの更新
DELETE文:レコードを削除
INSERT文:レコードを挿入

 

DDL

 

DDLはデータ定義言語と呼ばれます。データベース内のデータの形式などを定義したものをテーブルと呼びますが、このテーブルを作成、定義する文法を指します。

例えば、顧客テーブルに、顧客番号、顧客名、性別、住所、電話番号を定義する、などのように使います。

テーブルの作成、定義とその文法には、それぞれ次のようなものがあります。

CREATE文:テーブルの作成
DROP文:テーブルの削除
ALTER文:テーブルの変更

 

SQLに備わっている機能

 

SQLに備わっている便利な機能についてご説明します。

 

トランザクション制御

 

トランザクション制御とは、SQLの実行結果を確認してから、その結果を実際に行うかどうか決める制御のことです。

データを書き換えたり削除したりする場合、失敗すると大事なデータを失ってしまう可能性があります。これを防ぐために、トランザクション制御でデータのバックアップを取り、データ操作の処理を最初に戻せるようにします。

例えば、データを更新する際に、次のように、データを確定するか、元に戻すか処理を確認できます。

BEGIN(トランザクション制御開始)
UPDATE(データの更新)
SELECT(データの確認)

→更新結果が問題ない場合
COMMIT(データの確定)
→更新結果に問題がある場合
ROLLBACK(データを元に戻す)

データを確定する場合は、COMMITという構文を使います。元に戻す場合はROLLBACKという構文を使い、BEGINの時点までデータを元に戻します。

 

ストアドプロシージャ

 

ストアドプロシージャを使えば、複雑な処理を行うことが可能です。

例えば、次のような一連の処理をストアドプロシージャで作っておきます。

・顧客購入履歴データから直近一ヶ月に商品を購入した顧客の、顧客番号、顧客名、商品ジャンルを取得する
・上記で取得した顧客データのメールアドレスを全て取得する

この一連の処理から得られたデータを使えば、一ヶ月以内に商品を購入した顧客に、該当する商品ジャンルのおすすめの最新商品情報をメールすることが可能です。

このように、ストアドプロシージャを使えば、複数のテーブルに対して複数の処理を行うような、複雑な処理をひとまとめにして実行できます。

 

View

 

View(ビュー)とは、複数のテーブルの必要なデータのみ取り出して結合し、見やすい情報にしたものを指します。

例えば、次のようなテーブルがあるとします。

【従業員テーブル】従業員コード、従業員名、性別、住所、部署コード、等級コード
【部署テーブル】部署コード、部署名
【等級テーブル】等級コード、等級名、基本給

知りたい情報が従業員名と部署名、基本給のリストだった場合、このテーブルの形ではデータを探しづらいでしょう。そこで、事前に次のようなViewを作っておきます。

【従業員の基本給View】従業員名、部署名、基本給

すると、このViewを検索するだけで、部署ごとの基本給の平均やある従業員の基本給をピンポイントで知りたいなどの場合に、スムーズに情報を取り出せます。

 

初心者にSQLの学習をおすすめできる理由

 

プログラミング初心者の方には、SQLを学習することを強くおすすめします。その理由として、次のようなものがあります。

・あらゆる場面で利用され、特にアプリ開発には必須である
・プログラミングスキルアップの大きな助けになる

SQLを習得することは、プログラマーにとって必ず大きなスキルアップにつながります。
プログラミング初心者の方は、ぜひSQLの学習をしてみてください。

 

SQLが役立つ仕事

 

SQLはどんな分野にも役に立ちますが、具体的に役立つ仕事についてご紹介します。

 

Webエンジニア

 

WebサイトやWebサービスを開発するWebエンジニアになるために、SQLの知識は必ず役立ちます。Webサイトによく使われるログイン処理や検索したデータを表示する処理などには、データベース処理が必須だからです。

 

インフラエンジニア

 

インフラエンジニアは、サーバーやデータベースなどの環境構築、管理、運用などを行います。そのため、データベースを扱うSQLの習得は必須です。

 

データ分析エンジニア

 

データベースを扱うデータ分析エンジニアにとっても、SQLの習得は必須です。近年、ビッグデータ解析の需要が高まっており、データ分析エンジニアの必要性は高まっていくでしょう。

 

まとめ


SQLとは、データベースを操作、構築するために必要なデータベース言語だミィ。データベース言語はプログラマーにとって習得必須の言語であり、他のプログラミング言語とセットで習得することで、多機能なITシステムやアプリを開発できるようになるミィ!

特に、Webエンジニアやインフラエンジニア、データ分析エンジニアなどを目指すなら、習得することをおすすめするミィ。

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