C#でできること。さまざまな環境で動く汎用性の高さが特徴

さまざまなプログラミング言語を学びたいと考えている人なら、C#に興味を持っているのではないでしょうか。
C#は汎用性が高く、デスクトップアプリケーションやWebアプリケーション、スマホアプリ以外にも、VRやMR、ゲームなど幅広い分野で開発が可能です。
そのため、C#を習得してプログラミングスキルを高め、仕事の幅を広げたいと考える人も多いでしょう。
ここではC#で実現できることは何かをご説明します。これからC#を学びたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 
 
 
 

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C#(シーシャープ)とはどんなプログラミング言語?

 

C#はC++やJavaなどの言語の文法に近い、オブジェクト指向言語です。オブジェクト指向言語とは簡単に言うと、設計図であるクラスから実体であるインスタンスを作り出し、インスタンス同士をつなげることで構築していく言語です。
処理を順番に書いていく言語とは違うため最初は習得に苦労するかもしれませんが、慣れれば優れた言語であることがわかるでしょう。

C#のもう一つの大きな特徴が、クロスプラットフォームで実行端末に依存せずに開発が可能ということです。
C#はマイクロソフトが開発したプログラミング言語で、マルチプラットフォーム「.NET Framework」上で動作します。このマルチプラットフォームの存在により、プログラムを実行する端末の違いに依存することなく開発することができます。そのため、C#で開発したプログラムは、種類の違う端末上でも動作させることが可能です。

Windows7以降のOSなら「.NET Framework」は初めからインストールされていますから、わざわざライセンスを購入する必要はありません。ただし、バージョンが古い場合は、最新バージョンに更新する必要があります。Windowsアップデートで最新のバージョンをインストールしてください。

 

Windows環境以外でも使える言語

「.NET Framework」を使えばWindows上でC#による開発ができるとご説明しましたが、これはWindowsにしかインストールすることができません。
しかし、他のプラットフォームを使えば、Windows環境以外でもC#による開発が可能です。

例えば、「Mono」を使うことで、Windowsはもちろん、macOSやLinux環境下でもC#による開発ができます。「Mono」はマイクロソフトの関連会社であるXamarin社が現在は開発しており、無料で入手することも可能です。使ってみて本格的に開発したいと思ったら、有料プランに切り替えても良いでしょう。
また、「.NET Core」を使うことでも、Windows、macOS、Linux上でC#による開発が可能です。

このように、プラットフォームを用意することでさまざまなOSに対応できることがわかります。そのため、端末に依存せず、幅広い分野で利用できるプログラムを開発することが可能です。

 

C#でできること

 

C#を習得できれば、デスクトップアプリやWEBアプリケーションの開発から、VRやMRなどの最先端の分野の開発まで、幅広く対応することができます。
ここでは、C#を使うと具体的にどのような開発ができるのかを見てみましょう。

 

デスクトップアプリケーション開発

近年はWebアプリケーションが主流となっていますが、デスクトップアプリの開発が必須というケースもあります。
デスクトップアプリを開発するためには、「WinForms」と「WPF(Windows Presentation Foundation)」というGUIフレームワークがよく使われます。
「WinForms」には「Visual Studio」によるGUIデザイナー機能が用意されています。作りたい画面のボタンや入力フォームなどを、ドラッグ&ドロップ操作で作ることができます。さらに、必要な処理をプログラミングすることで、デスクトップアプリを開発することができます。視覚的に画面デザインができるため、初心者向けです。
一方、「WPF」の方が覚えることが多く操作が複雑ですが、より高度な開発が可能です。

 

WEBアプリケーション開発

「ASP.NET」というフレームワークを使うことで、C#によりWEBアプリケーションを開発することも可能です。これにより、Windowsはもちろん、macOSやLinux上でも開発できます。
「Visual Studio」を使えばドラッグ&ドロップで画面配置しながら、感覚的にWEBアプリケーションを作成することもできて非常に便利です。

 

スマホアプリ開発

開発ツールのXamarin(ザマリン)を使うことで、iOSやAndroidのスマートフォンアプリ開発も可能です。
OSが異なるスマホで共通するコードを共有することができますし、OS固有の機能を扱うことも可能です。

 

VR・MR開発

VRやMRという最先端の開発分野でも、C#が活躍します。
VRは仮想現実のことを指します。ヘッドマウントディスプレイを装着することで仮想空間を体験でき、体験者は別世界にいるように感じることができます。また、MRとは複合現実のことで、現実世界と仮想世界を融合させるものです。
VRやMRは今後も発展が見込まれる分野なので、C#を習得すれば仕事の幅が広がるでしょう。

 

ゲーム開発

Unityというゲームエンジンを使うことで、C#でゲーム開発もできます。
上記でご説明したVRやMRの開発はUnityを使えばC#により開発が可能です。また、Xamarinによってスマホアプリの開発もできるため、スマホゲームもC#で作ることができます。

 

C#の学習の始め方

 

C#を習得するためには、どのような学習方法が有効なのでしょうか。
まずは、C#の総合開発環境である「Visual Studio」をインストールしましょう。「Visual Studio」にはC#のメソッドの検索機能などC#による開発をサポートしてくれる機能が備わっています。そのため、初心者でもC#による開発がしやすくなっていますので、インストールすることをおすすめします。

独学でテキストを買って学習する際にも、「Visual Studio」がインストールされていれば学習がはかどるでしょう。C#は人気が高くメジャーなプログラミング言語なので、多くのテキストが存在します。
ただし、独学では勉強を続ける自信がないという人は、スクールに通うか学習サイトを利用するのがおすすめです。学習サイトには無料のものもあります。最初は無料のサイトで学習してみて、学習しやすそうだと感じたら有料コンテンツを利用してみるのが良いでしょう。
スクールは通う手間や費用の高さにデメリットがあります。しかし、講師から直接教えてもらえるためわからないことをすぐに確認できる、一緒に勉強する仲間ができるという大きなメリットもあります。
このようにさまざまな学習方法がありますが、自分に合った学習方法を選ぶことが最も大事です。

知識が全くない初心者がC#を習得するためには、1日に2~3時間程度学習しても数か月はかかると言われています。個人の適性によっても学習に必要な時間は大きく異なります。
C++やJavaを勉強したことがある人はC#を習得しやすく、早い人なら1か月で習得できてしまうケースもあります。
学習方法によっても習得までの時間は異なりますから、自分に合った学習方法を探すことが重要です。

 

習得はC言語やJavaを学んだあとでもOK

 

C#はオブジェクト指向言語で、C++やJavaにとても良く似ています。そのため、C#を学習すればC++やJavaに応用することが容易です。
逆に、C++やJavaを習得しておけばC#を習得するのも容易なため、最初からC#を学習しなくてもOKです。
せっかくC#を習得したのであれば、他の言語に応用してプログラミング技術の幅を広げることをおすすめします。

 

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まとめ

C#はクロスプラットフォームな言語だミィ。WindowsだけでなくmacOSやLinux、iOS、AndroidなどさまざまなOS上で実行可能なプログラムを開発できるミィ。このようにC#は汎用性が高いのが魅力だミィ!
また、C#で実現できることは多く、デスクトップアプリケーションやWEBアプリケーション、スマホアプリ、ゲーム開発以外にも、最先端技術であるVRやMRの開発も可能だミィ。
C#の総合開発環境である「Visual Studio」をインストールすることで開発環境が整い、独学で学習することも可能だミィ♪ C#を習得するためには、テキストを購入して独学で学ぶ、スクールや学習サイトを利用するなどの方法があるミィが、自分に合った学習方法を見つけてみてほしいミィ!