Rubyでできることは? 初心者が知っておきたい8つの用途

Rubyを習得することで、どのようなことを実現できるのでしょうか。これからプログラミング言語を習得しようとしている人は、どの言語を選べばよいか迷っている人も多いことでしょう。ショッピングサイトやSNSサイトの開発など、Rubyで実現できることは幅広く、初心者でもしっかり習得すればプログラマーとして活躍できるようになると言われています。今回は、Rubyでできる8つのこと、PythonやPHPとの違いについてご紹介します。

 

 

Rubyは初心者でも理解しやすいプログラミング言語

 

Rubyは初心者でも理解しやすい言語と言われています。なぜなら、もともと楽しく習得できるように設計されている言語だからです。Rubyは1995年にまつもとひろゆき氏によって開発されました。日本人が開発した言語なので、日本語での説明が多い点も魅力の一つです。少ない記述量での開発が可能で、プログラミングの仕方も自由なので人気を集めています。下記では、どのような場面で用いられているのかなどを詳しくご説明いたします。

 

―身近なサービスにもRubyでできている

 

Rubyで開発されたWebサービスは、数多く存在します。例えば、日本で最大級のレシピ共有サイトのクックパッドは、Rubyで開発されています。2016年の時点で月間利用者数が6,000万人を超えるほどの人気サイトです(参考:https://info.cookpad.com/pr/news/press_2016_0304)。

また、飲食店口コミサイトの食べログも、Rubyで開発されました。このほかにも、Huluといった、誰もが知っているサービスにRubyが使われています。幅広い分野でRubyが活躍していることが分かります。

 

―Ruby on RailはRubyのフレームワーク

 

Rubyについて調べていくとRuby on Railという言葉に行き当たると思いますが、何が違うのでしょうか。Rubyはプログラミング言語そのもので、Ruby on RailはRubyのフレームワークになります。名前は似ていますが、まったく異なるものです。

フレームワークとは、簡単にいうとプログラムのひな形のことです。すでに出来上がっているプログラムが集まっているものだと思ってください。プログラムを作るときに、すべての処理を一からプログラミングしていくのは効率的とはいえません。どのようなプログラムを作る場合にも、誰かが作ったプログラムをひな形にして書き換えることで、効率的なプログラム作成が可能なのです。
例えば、Webサイトを構築する際には、ログイン機能、名前や生年月日などをWebサイトから入力する機能、データベースにデータを格納・参照する機能が必要になります。それらの機能のフレームワークを流用すれば、一からプログラミングする必要はありません。
ほかの言語にもフレームワークが存在します。例えば、PHPならCakePHP、Symfonyなどがありますし、PythonにはBottle、Django、Flaskなど数多くのフレームワークがあります。一からプログラミングをすることはほとんどなく、フレームワークをいかに上手に使いこなすかが、プログラミングの鍵となります。

 

Rubyでできること8つ

Rubyは非常に多様な言語です。Rubyの習得によって、どのようなことを実現できるのでしょうか。
 

―Webアプリケーション

 

Rubyが最も適していると言われるのが、Webアプリケーション開発です。すでにご紹介したように、クックパッドや食べログといった、多くのWebアプリケーションの開発にRubyが使われています。RubyのフレームワークRuby on Railを利用し、多種多様なWebアプリケーションの開発が行えます。また、短時間でWebアプリケーションを作れることも魅力の一つです。

 

―スマホアプリ

 

Rubyによって、スマホアプリの開発も可能になります。Ruby on Railには、スマホアプリ開発のための機能が備わっています。また、RUBYMOTIONという製品を使えば、iPhoneやAndroid向けのスマホアプリの開発も行えます。

 

―API開発

 

Webアプリケーションを開発するためには、スマートフォンやパソコン端末上で動くクライアントのWebページだけでなく、サーバー上で動くサーバー側のAPIが必要です。サーバー上でデータの保存や処理を行う必要があるからです。クライアントのWebページの開発には、HTMLやCSS、JavaScriptがよく使われます。一方、サーバー側のAPIは、JavaやPHPなどでも開発が可能ですが、Rubyを使うこともできます。
比較的簡単に習得できるHTMLやCSSなどを使いこなせれば、Webアプリケーションを自由に開発できるようになります。

 

―ブログサイト

 

ブログサイトの開発といえばWordPressという人も多いと思いますが、Rubyでも開発が行えます。WordPressでは簡単に速くブログを作成できますが、一方で、サイトが大規模になっていくと機能追加がしづらいというデメリットもあります。しかし、Rubyなら機能追加がしやすく、将来的な規模拡大を想定したブログサイトの開発におすすめです。

 

―ショッピングサイト

 

「決済」が必要になるショッピングサイトもRubyでの開発が可能です。SolidusというオープンソースのECパッケージがあれば、決済機能を一からプログラミングする必要がありません。専門的なスキルを要求されることなく、ある程度のプログラミングスキルがあればショッピングサイトの開発ができるようになります。

 

―SNSサイト

 

多くの人が交流できるSNSサイトもRubyで作成できます。SNSサイトに必要なユーザー登録機能やログイン機能、データベース管理機能などがRuby on Railを使えば比較的簡単に開発が行えます。さらに、Facebookによるログイン連携機能やスマホ対応といった機能も追加できます。

 

―ゲーム制作

 

Rubyでゲームの開発もできます。DXRubyというゲーム開発者向けのライブラリや、gosuというパッケージなどを使えば、ゲームの開発が可能です。

 

―スクレイピング

 

スクレイピングとは、Webサイト上の情報を加工して取得することを指します。定期的にサイトにログインして最新情報を取得するといったことも行えます。Rubyには、Nokogiriというスクレイピングのための便利なライブラリがあり、これを利用すれば比較的簡単にスクレイピングのプログラムの作成ができます。

 

PythonやPHPと比較して何が違うのか

 

Rubyとよく比較されるのが、Python、PHPというプログラミング言語です。どの言語も習得しやすく、実現できる機能が多いという点が共通しています。では、これらの言語は何が違うのでしょうか。Rubyといえば、日本語の資料が多く日本人が習得しやすく、Webアプリケーション開発が行いやすいという強みがあります。
PHPはRubyと同様Javaなどに比べると簡単に習得できます。ただし、PHPは適当に書いても動いてしまうという欠点があり、バグを作り込みやすくなっています。しっかりとしたプログラミング技法を学びたいならRubyから入ったほうがよいかもしれません。
PythonもRubyと同じように多くのことができる言語です。Pythonが得意とする分野に機械学習やAI開発などがあります。統計学や解析などのフレームワークが豊富でRubyとは異なる点です。

 

まとめ


Rubyで実現できることについてご紹介してきたミィ。Webアプリケーション開発をはじめ、幅広い分野に利用できることが分かったミィ。スマホアプリやブログサイト、ショッピングサイト、SNSサイトなど、ほとんどの分野で利用できるから、習得すればプログラマーとして活躍できると思うミィ!ほかにもRubyよりも簡単に習得できるPHPや、AI開発などで有用なPythonといった言語があるミィ。今後のキャリアややりたいことをよく考えた上で、勉強を始めるとよいミィ♪

 

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